2018年12月1日に「新4K/8K衛星放送」が開始されます。
BSと110度CSを使った新たなる4K/8Kの放送です。
その4K/8Kを録画できるメディアは販売されているのか?また、従来のブルーレイディスクBD-RやBD-REで4K/8Kの録画で使えないのか?をお答えします。
新4K/8K衛星放送の録画用ブルーレイディスクの規格
(2018年2月)現在は、4K/8Kを録画する目的の新しいメディアは販売されていません。
しかし、ブルーレイディスク アソシエーション(BDA)が、新4K/8衛星放送を録画できる次世代放送向け録画用ブルーレイディスクの新規格を発表しております。
従来の録画用ブルーレイディスクに、4K/8K放送録画の定義が加えられるかたちとなり、従来のブルーレイとまったく違った別物というより、従来品をベースとした改良版といえます。
この新規規格により、4K放送はもちろん、オリジナル品質で8K放送の録画を可能とする4倍速再生に対応した新規BD-RE XLメディアの導入が予定されています。
ちなみに、4K画質を収録した「UHDブルーレイ」が販売されていますが、単純に録画用UHDブルーレイディスクが販売されるのかと思いきや、そういうわけでもなさそうですね。
従来のBD-R、BD-REは4K/8Kの録画に使用できるのか?
4Kと8K放送のオリジナル品質での録画は、従来のブルーレイディスクBD-RとBD-REでも使用可能となっているようです。
規格では「従来のBD-R/BD-REメディアで4K放送をオリジナル品質で録画可能」と発表されており、従来のメディアでも4Kの録画ができます。
しかし、8K放送は100Mbpsの高いビットレートなので、2倍速(72Mbps)のメディアでは無理。4倍速以上のメディアでないと録画はできません。
4倍速以上のBD-Rは可能ですが、現状2倍速の製品しかないBD-REの録画は無理。
そのために、4倍速のBD-REは新たに導入されるようですけど。
ちなみに、BD-Rに録画はできるといっても、録画時間はだいぶ少なくなるでしょうね。
8K放送ですと、BD-R XLで2時間以上の録画が可能といわれていますので、1層25GBのBD-Rですと30分くらい?
とてもセレブな録画になりますね(笑)
しかし、新たに映像を圧縮する「HEVC方式」を採用しており、圧縮することで録画できる時間は伸びるみたいです。
HEVC方式を用いると、現在のBS/CS放送で使用されている圧縮技術と比較して、約1/4ほどのデータ量で同等の画質を実現することが可能という話もありますので。
もちろん、メディアが録画可能だとしても、単純に既存のレコーダーでは録画できないです。
4K/8Kを視聴するテレビ環境やレコーダーが対応していないと無理なので、新しく購入する必要がありますね。
おわり
2018年12月1日の新4K/8k衛星放送はまだ先ですし、それに4K/8Kを見るには機器の環境が整っていないといけないです。
ただ4Kテレビがあってもチューナーないと見れないし…知らない人多いし…
なので、一般的に4K/8Kの録画が広まるのも少し時間がかかりそうですね。
しかし、画質などがどんどん高品質になっていきますが、容量的にメディアに録画するのも大変になってきそうです。
録画マニアの未来はどうなっていくのでしょうね。