ブルーレイレコーダーには「ファイナライズ」という機能があるが、これはブルーレイのダビングの時に絶対にしなければいけないのか?ファイナライズしなくてもいいのか?また、BD-RとBD-REのどちらも必要なのか?
その点について解説いたします。
目次
ブルーレイディスクはファイナライズが必要なのか?
ブルーレイディスクは、ファイナライズは不要です。
CDやDVDのイメージから、ブルーレイもどこかファイナライズをしなければいけないようなイメージですが、必要はありません。
ファイナライズしなくても、他の機器やメーカーが違っても使用が可能となっております。
そもそも、なぜファイナライズがあるのか?
ファイナライズは、CDとDVDに関する用語であって、厳密にはブルーレイには関係ありません。
CDとDVDはいっさい記録ができない「再生のみ(読み取り専用型)のCD・DVD」の規格が始めにつくられました。
そして時間がたって、その後にフォーマットの違う追記・書き換えできる「記録型のCD・DVD」のメディアが誕生。
そのため、読み取り専用型と記録型との互換性がとれず、始めに決めた規格では記録型が再生できないという問題が発生しました。
そこで考えられたのが、記録型を読み取り専用の完成品(ファイナライズ)にすることで互換を保てるようにしたのです。
簡単にいいますと、予想外のことが起きてしまって後からルール変更ができないので、始めに決めたルールに合わるために無理やりファイナライズという裏技で辻褄をあわせているということです。
ブルーレイのファイナライズ
そのようなCDとDVDの前例があり、ブルーレイの規格を決める時は「再生」と「記録」の両方を考えて決められています。
なので、ファイナライズを必要とせず、ファイナライズをしなくてもどの機器でも使用できるようになっています。
ちなみに、ブルーレイのファイナライズは「クローズ処理」の機能をさした意味で使われています。
この機能は、間違って消去することがないようにするための機能なので、厳密にはCDとDVDのファイナライズの意味とはまったく違うもの。似て非なるものなのです。
ファイナライズはどんな時にやればいいのか?
このようにブルーレイのファイナライズは必要ありませんが、一部の機器では記録形式などの関係で再生できないこともあるようです。
その場合は、ファイナライズをすることで読めたりするようですので、いろんな機器でブルーレイディスクの使用を考えている方は、一応ファイナライズするのも手です。
また、他の使いたい機器でファイナライズせずに再生を試してみて、見れないならファイナライズをしてみるというのも手です。
毎回、再生する機器や使っているメーカーが決まっている方などは、ファイナライズしなくても良いと思います。
また、ファイナライズしないとディスクからHDDにムーブできるメリットもありますし(レコーダーのメーカーや機種によってできないことも)。
まあ、ファイナライズはそれほど時間のかかるものでもないので、この保存状態で後は絶対に変更しないというなら、一応しておいても良いと思います。
管理人は、一生保存すると決めた映画・ドラマ・アニメに関しては全てファイナライズしていますが。
ちなみに、DR以外の録画モードは他の機器での再生は保証されていませんので、DR以外の録画モードで保存し他の機器でも使用するなら、なるべくファイナライズしたほうが良いです。
BD-RとBD-REのファイナライズ
BD-Rはファイナライズすることができますが、BD-REはファイナライズはできません。
BD-REは、何度も書き換え可能用のディスクですから、それはそうですよね。
なので、ファイナライズをしたい場合(絶対消さないで残したい時など)は、BD-Rを使用して下さい。
おわり
基本的に、ブルーレイディスクのファイナライズは不要となっておりますが、ケースによってはファイナライズをした方がよかったりもしますので、ご自身の状況にあわせて使っていただければと思います。
それでは、ブルーレイディスクは「ファイナライズ」が必要なのか?BD-RとBD-REでは?でした。